ワタミよりも過酷労働のヤマダ電機が報道されない理由
ワタミよりも過酷労働のブラック企業であるヤマダ電機が、テレビや新聞で報道されない理由は、「莫大なの宣伝費」と「創価学会・公明党の支援」によるものです。
ワタミよりもひどい!派遣社員を無報酬で労働させる
ヤマダ電機は2014年9月に「ブラック企業大賞2014」において大賞を受賞しました。
受賞理由は、ブラック企業で有名なワタミと同様に、ヤマダ電機社員の過労・自殺・低賃金が問題だからです。
しかしそれだけではありません。ヤマダ電機はメーカーから派遣した人を無報酬で労働させています。
読売新聞「ヤマダ電機職安法違反の疑い」(リンク切れ)によると各メーカーの社員をヤマダ電機で働かせていました。その数はヤマダ電機の社員数の約7割。顧客には社員とわかりにくい格好をさせていたのです。
また、環境破壊も行なっています。家電Watch「経産省、リサイクル品の横流し問題でヤマダ電機に厳重注意」によると、消費者より回収した廃家電1600台をメーカーに引き渡さず、不正に持ち出し、リサイクルショップで換金していたことがわかりました。また、不法投棄があったことも明らかになりました。
ワタミの場合は低賃金で問題となりましたが、ヤマダ電機は無賃金。つまり奴隷型労働です。
単独決算の企業7位の莫大な宣伝費
奴隷型の労働をしているにもかかわらず、テレビや新聞で報道されない理由は LITERA「ブラック企業大賞「ヤマダ電機」問題がマスコミで報道されない理由」で以下のように解説されています。
ヤマダ電機は、12年だけでも、244億円の広告費を投入している大スポンサーなのだ。この規模は「単独決算の企業別ランキング」の7位に入っており(日経広告研究所「有力企業の広告宣伝費」/12年)、事実上、広告費が主な収入源であるマスコミにとって、批判することはタブーとなっているのだ。
ヤマダ電機が大手メディアの大スポンサーである限り、テレビや新聞で批判されることはありません。
創価学会・公明党の支援
レックス@創価学会被害者によると、「週刊文春」2010年10月28日号において、ヤマダ電機の一宮忠男・代表取締役社長兼代表執行役COO(最高執行責任者)は創価大学学園祭特別講演会で創価学会の池田大作名誉会長と握手を交わしました。
(出典:レックス@創価学会被害者)
ヤマダ電機の一宮社長いわく、
「(昨年)初めて池田先生と直に握手をさせていただきました。原田(稔・創価学会)会長から、『本学卒業のヤマダ電機の一宮君です』と言われて、『知っているよ、ありがとう、ありがとう』と二回言われまして握手を求められました。非常に温かい、分厚い手で、今もその感触が残っています」
さらに、
「わたしは思わず涙が止まりませんでした。先生はわたしのことを分かっていただいているんだ。見ていただいているんだ。これだけで、わたしは有難いと思いました」
と、述べています。
一宮社長は講演で、ヤマダ電機約1万7000人の社員の内、創価大学出身者は社長を含め47人と明かしています。ヤマダ電機が創価学会と連携しいるため、公明党の政治的支援を受けることができ、簡単には行政処分されません。
大手メディアの広告主である創価学会と、政治権力を持つ公明党の強力な支援がある限り、テレビや新聞からヤマダ電機の奴隷型労働の実態は今後も報道されないでしょう。